映画 プレデター

今回も日本語吹き替え版について。

ゴールデン洋画劇場版

ダッチ 屋良有作

ディロン 内海賢二

アンナ 勝生真沙子

マック 麦人

ブレイン 銀河万丈

ポンチョ 山口建


エイリアンが10点満点だとしたら、
このプレデターは9.5点!


但し、これも拘りがある!

シュワルツェネッガーが屋良有作版!!

勿論シュワルツェネッガー吹き替えがベストなのは、玄田哲章氏。

シュワルツェネッガーといえば玄田氏、異論はない。

だが屋良版のシュワルツェネッガーも地味に良い!!

屋良さんが演じるシュワは、プレデターとコマンドーのみ。(トータルリコールはビデオ版)


屋良版の何が良いか?

理由その1。ズバリ屋良有作氏の低音で通る声質!

極めて定番だが、低音系の声優としては声に知的さを感じる。

玄田氏に知的さを感じないとは言わないが、屋良氏と比べて玄田氏の声は低音さが際立っており、故郷里大輔氏のダミ声に近い。

ゆえに声質から荒くれ者や単細胞的な筋肉隆々の大男をイメージさせる。

シュワルツェネッガーに失礼だが、あまり知的さを感じない俳優、だから玄田氏=シュワルツェネッガー。

しかしプレデターでは精鋭部隊の少佐を演じ、プレデターと最後まで死闘を続け、プレデターの上を行く戦略で勝った。

この作品シュワルツェネッガーには知的さが必要なのだ。

しつこいが、プレデター日本語吹き替え版を見る上では屋良版をイチオシする!

理由その2。

言うまでもないが、ディロンの内海賢二氏。

カール・ウェザースはアポロのイメージもあるし今作でも重要な役割。

この人がアテなくてどうすんのさ!

今の若手声優にこんなドスの効いた迫力のある声を持った声優がいるだろうか?

ラオウは内海さんしか出来んよ!


その3ポンチョである、山口建氏。

ここに来てポンチョ、、、なぜか?

日曜洋画劇場版(玄田版)でポンチョ役は大塚芳忠氏。

ポンチョ役は山口建氏が適任!!

、って言うんじゃなくて大塚芳忠氏じゃ駄目なんだ。

大塚芳さんがポンチョじゃ贅沢過ぎるのでア〜ル。

この人の声も変わってるよな〜。

吹替えでもナレーションでもよく聞くけど、俺はヤザンのイメージが強いw

つまり端役ポンチョのアテじゃ勿体無い声優って事で。

それと何事も精鋭ばかり揃えてはダメっつー事でバランスが大事ね。

野球チームも4番バッターばっかり揃えて野球しても勝てないって事。

2番バッターには2番バッターの役割があるのだ。

その4ブレイン。

銀河万丈氏が演じる。

大物声優ではあるが、この人は端役を演じてても違和感がない。

郷里大輔氏に匹敵する超低音の声域を発する。

ブレインにはぴったりな声である。
銀河万丈さんは、シュワもスタローンもやってた事あるし多彩ですなぁ〜


最後にマック!

どちらも吹替は麦人さんなんだが、屋良版ではセリフがとてもイカしてるのだ♪

まずはディロンの肩に乗ってるサソリをナイフで一刺した時のマックのセリフ、

「イイってコトよ」の一言。

プレデターもその一言が気に入ったのか、マックを殺した後ディロンと対峙する際にマネして言い聞かせてるw

1番の違いは中盤過ぎの、プレデターを罠にかけてチームが一気に分散し、マックが単独でプレデターを追いかけてるシーン。

玄田版マックが(;´д`;)ハァハァ、言い斜面を這い上がりプレデターを追うセリフ、

「見えたぞ、見つけたーっ!待ちやがれー!クソ〜〜!待ってろ〜!化け物〜!今行くからな〜サシで勝負だー!勝負!逃げるんじゃねぇぞ、待ちやがれ!!」

、と普通のセリフなんだが…屋良版の同じシーンでは歌ってるのだ。


屋良版マック、同場面。

「ノッポのサリー!とってもカワイイ!気立ても良くてー、おじさんのお気に入り〜〜♪あ〜〜熱い!!今夜はお楽しみー!今夜はお楽しみー♪」

後で知ったが、リトルリチャードの『ロング・トール・サリー』という歌の歌詞らしい。

普通じゃないテンションのマック、だがそれがいい