【B-T】十三階は月光

俺的BUCK-TICKベスト3アルバム。

なんだかB-T聴き始めて、思考がやる気になってきた!

ベスト3だが、これも世話になったアルバム、十三階は月光。

これは初聴き一発で気に入ったアルバム。
初聴きは何曲か取っ付きにくい曲があって、中々馴染めないものもある。

十三階は月光

1. ENTER CLOWN
2. 降臨
3. 道化師A
4. Cabaret
5. 異人の夜
6. CLOWN LOVES Senorita
7. Goblin
8. ALIVE
9. 月蝕
10. Lullaby II
11. DOLL
12. Passion
13. 13秒
14. ROMANCE -incubo-
15. seraphim
16. 夢魔 -The Nightmare
17. DIABOLO -Lucifer-
18. WHO'S CLOWN?


曲風は全体的にオーケストラ・オペラ調、作り雰囲気はゴシック・オカルトチック。
全曲重厚で荘厳な作りになっている。

俺は前アルバムモナリザで、また今井のボーカル曲を期待してたんだけど、今井は裏方に徹していてあっちゃんメイン。

インストで今井は5曲(内1曲の13秒はただの無音)作成、DOLL直前のLullbyIIはイイね〜短いけどイイね〜繰り返し何度も聴いちまう、麻薬的なサウンド
こんな曲が舞い降りてくるなんて、アーティストって神だな!!

ただONE LIFE ON DEAtHや Mona Lisa OVERDRIVEのように今井が唄う曲は声がイイし大好きなんだなぁ。シュールな声、ある種BOOWY時代の布袋に通ずる。

しかし!!ボーカルはあっちゃん差し置いて、他はな〜い!

それでこのアルバムから一番の曲を選ぶとするとだ、非常に迷う。
降臨もイイし、DOLLは初聴きでハマった、PassionもROMANCEも夢魔もイイ。

オカルト、心霊大好きな(信じてはいない)俺としては夢魔もかなり捨てがたいソング。

”亡霊を追いかけて、狂人となり走る”だよ!?

”黄泉彷徨える 我 百鬼夜行を逝く魂よ”だぜ!?

バクチクでしか聴けないわ!呪われるわ!


…しかし俺が一番好きなのは異人の夜だ。

【異人の夜】
作詞 櫻井敦司 作曲 星野英彦

詞自体は裏もないように思える。
赤い靴履いてた女の子〜異人さんに連れられて行っちゃた〜をアレンジ?して唄ってる様。

主体はリフでリズム。
始まり出しがユータのベースからで、これが最高にイイんだな〜

上手く説明出来ないが、今井が作る曲とはガラッと違う。今井が直流、BUCK-TICK本流の曲調ならば、星野は交流、複雑な音域を作る…そしてシュールな作品。

今井の曲は初聴きでスッと入ってきて受け入れる事が出来るのだが、星野の曲は聴き込むまで時間がかかるものがある。

しかし聴き込むと非常に癖になり、虜になるのは星野作品に多い。
ドレスやジュピターなど名作だ。

バラードは星野作品に良い曲が多い。

異人の夜は全曲中一番大人しい曲なのだが、そこがまた不気味っぽく、怪しくもあり、このアルバムに無くてはならないタイトルだと思うんだが。

俺的にBUCK-TICKを聴かないスパンがあっても、異人の夜が聴きたくで十三階を取り出す機会がほとんどである。

その位今でも不思議に引っ張られる。