剣と魔法と冒険、、、レクイエム
西洋中世時代を映画で知ったのは、ネバーエンディングストーリー、コナンザグレート、、、
ボードゲームシリーズ(メーカー思い出せず)→
悪魔に魅せられし物(以下ゲームブック)→
ダンジョンズ&ドラゴンズ(TTRPG)→
以上これが俺の少年時代の記憶。
家庭用ゲーム機でRPGゲームを触ったのは従兄弟からもらったマークIIIが初。
感動したなぁ〜
でも一番イメージを大事に楽しんでたのは、ゲームブック時代かな?
周りの友達はドラクエやワルキューレ、ゼルダを攻略してる間ファミコンを持っていない俺はゲームブックに没頭した。
俺もファミコン好きじゃないっつー金持ちの息子(ファミコン持ってた)が俺に同情?して、君でも家で出来るよ!って勧めてくれたのが、悪魔に魅せられし者(鈴木直人氏著)。
当時バカな俺はページ一杯に字が並んだ中身をパラパラ見て、マンガじゃないと無理!って思い放り投げた。
しかし大事な数少ない友達(貧乏な俺を遊びに誘ってくれる)だったので、クリアしたか、話もしなけりゃならんので無理矢理読み始めた。
俺のRPGはあれが原点だっただろう。
頭の中にタワーのマップや情景が浮かび上がり、敵との戦い(サイコロを振る)謎解きにハラハラドキドキ手には汗、あっという間に時間が過ぎた。
ゲームブックと言っても小説と同じ。時々挿し絵はあるが基本は文章だけ。これが大事なんだな、想像力が付く。
ゲームブックだけじゃ無く、もっと他の本を読んでおくべきだった…。
内容はドルアーガだったので、意外とすぐのめり込みクリアした。
そしてありとあらゆるゲームブックを手に取りクリアしていった。
バルサスの要塞、死のワナの地下迷宮、火吹き山の魔法使い、ゼビウス、魔宮の勇者たち、パンタクル、展覧会の絵、紅蓮の騎士、スーパーブラックオニキスなどなど…
他の奴らはファミコンの新ソフトにワクワクしていた同時期、俺は書店にお気に入り作者の新作が出るのを楽しみにしていた(凝ったのは、ファイティング・ファンタジーシリーズの特にI・リビングストンとS・ジャクソンのものと、創元文庫のスーパーアドベンチャーゲームシリーズ)。
中学に上がる頃人生の壁がやって来る。
俺の理解者の一人、ゲームブックを教えてくれた大事な友人が転校していってしまった。
そして俺の遊び仲間も不幸な事に点々バラバラになり、中学一年生活の半ば迄、新クラスになった中いじめ対象の孤独な生活を送る事に。
子供の頃を思い出して頂きたいが、一旦グループ外れになると絶対復帰(楽しい仲間との学校生活)は出来ない。
子供ってのは残酷、否人間残酷だよ。
脱線したな。
そしてひょんな事からゲームブックの知識(今では大体一般的?なエルフ、ドワーフなど種族の事、ストレングスやインテリジェンスなど能力用語など)を話した事から、クラスでD&Dをやっていたグループからスカウト?みたいな形になり、そのグループと友達になる。
ゲームブックの小知識がなけりゃ、D&Dグループにも入れなく完全にいじめられ生徒で二年生に上がる所だった。
D&Dグループも当時はオタクと罵られていたが、ある程度人数がいたので孤独感は無いし、いじめにも合わなくなる。
これはデカかった。
周囲の陰口叩いてた&無視してた奴らも、「へぇ、あいつもあんな立ち回り出来るんだ」って、見る目が変わったのが分かった。
そしてD&Dを知って、ロープレの更に奥深い世界を知って感動する。
ファミコンのゲームなんて問題じゃねーよ!
(゚∀゚)と。
中学二年の始めもD&Dに没頭するが、クラス替え、思考が成長する時期もあり、グループ仲間同士で喧嘩になり分裂する。
それを機にオタクと噂されるのも嫌だったし、何しろDDグループは勉強好きが多く、定期テストなど点数も仲間内で競ってた。
勿論俺はグループイチの低偏差値。
二年に上がって馬鹿にされ度が強くなってきたのもあるし、ある程度の社交性も付いたので、DDグループを脱退。
勉強も嫌いだったし、素行不良グループへ。
そして益々人生破綻ロードへ。
そしてマークIIIを貰い、テレビゲームにハマってからは、D&D以前のRPGを素直な心で想像する能力はもう無くなっていた…。凝り固まった頭で…。
つくづく中途半端に生きる俺。
全て極めず転々としてきた、学業も仕事も。
あの頃喧嘩せずあの仲間達と別の道を歩み続けていたらどうなっただろうか?
素行不良も中途半端にしてケツ捲った。
あの頃を思い出し、ウィザードリィ7に没頭する。